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はじめに

このサイトでは、短冊の具体的な書き方から、歴史、紙の移り変わりなど、伝統的な作法について解説しています。

短冊には古来、一定した書式があります。書道を学んでいる人も、短歌や俳句を学んでいる人も、常識として心得ておくことは無駄ではありません。参考になれば幸いです。

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短冊の書き方

短冊の書き方は、「三つ折り半字がかり」といいます。
ここで、三つ折りですが、春名好重氏は、
「三つ折りは短冊を横に四等分する。上の四分の一の紙面に題を書く」
といっています。「三つ折り」を「三ケ所の折り目をつける」という意味に解します。「三つ折り」を現代の言葉で、「三等分」と解さないようにしましょう。

筆をとりますが、書こうとする歌に題があるときは、さきに歌を書いて、題はあとでいれるのが作法です。

文字の並べ方
短冊を四つに折ったとしたときの、上部ひとつめの折り目あたりの高さから筆をおろして書きはじめます。一番上の折り目に句の第一字を半分かかるように歌を書きはじめるので「半字がかり」といいます。

下の4分の3の紙面に歌を2行で書きます。
1行目に上の句17字を書き、2行目に下の句14字を書きます。
墨を継ぐのも決まっていて、初句、3句目、5句目です。
3句目で、1回目の墨を継ぎます。4句目から行を改めます。

2行目は、1行目よりやや低く書きます。わからない程度なので、肩を並べるくらいで可です。ただ、2行目が1行目より高くならないよう、気をつける程度でよいでしょう。
5句目で、2回目の墨を継ぎます。そのまま最後の署名(落款といいます)まで一気に書いてしまいます。
1行目の3句の末字は、短冊の下の端から一寸足らずのあたりで止めるのが格好よいでしょう。

署名
2行目の最後の署名は、1行目の末字よりこころもち下がっている程度が見やすいです。
両方の行頭ですが、漢字を並べて書かないように。2行ともかなで書くか、どちらかをかなにするなど、工夫するようにしましょう。

署名(落款)は、歌にはペンネームや雅号を避けて本名を、俳句や漢詩には雅号を書くのが慣例です。いずれも印は不要です。

古来、婦人の歌短冊をみると、2行めは1行めより1字下げて書き、署名(落款)は謙遜して、わざと表をさけて、短冊の裏の右下方にしたためています。婦人の美徳という習わしですが、かならずしも一定はしていません。

自作の詠歌ではなく、古歌を書く場合も、2行目を一字さがりにするのが慣例です。
春名好重氏によると
「書家の書く短冊は題を書かないから、上部の空白を四分の一より狭くしてもよい。書家はたいてい古歌を書く。その場合は筆者の名を「○○かく」と書く。雅印を押してもよい。」
とのことです。

墨をつぐのも、書の作品の場合は、かならずしも原則に従う必要はないでしょう。
追弔や法要など、いわゆる凶事に属する歌は、短冊の上下を逆にして書くことになっています。


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